2009年9月22日火曜日

MIHO MUSEUM 2009年秋季特別展 若冲ワンダーランド

若冲ブームなので、へそ曲がりな私はどうしても斜めに見てしまうのだけれど、月夜白梅図は良いです。スポットライト形式の展示ルームは、ここの特別室という感じなのですが、その展示形式によく合ってます。バークコレクションのこのタイプの作品もここで見ましたが、とにかく若冲の梅図は良いです。これだけで、ここまで来る甲斐ありです。

紫陽花白鶏図も良いです。もう少し明るい光で見たいが。

目玉は、象と鯨図屏風でしょうが、これはでかい。象と鯨を描くには、でかくなければと思ったのでしょうかやたら大きい。しかも、この左右は、そもそも同じ紙でつながっていて、そのような紙は、その当時の日本にはなくて、中国からの輸入しか無かったとのこと(美の巨人、狩野博幸氏)

この展覧会、初出の作品もかなりあるようですが、楼閣山水図もそのひとつで、若冲の見つかっているもので唯一の山水図らしい。これも、独特の構図。鑑定が難しそうな気がします。

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