狩野之信 かのう-ゆきのぶ
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戦国時代の画家。
狩野正信の次男。狩野元信の弟。作品は山水・人物・花鳥画にわたり,代表作に「松に麝香猫図屏風(びょうぶ)」などがある。その画風は元信に近似すると評されたが,早世したといわれる。通称は雅楽助(うたのすけ)。
狩野之信(かの ゆきのぶ、1513年(永正10)~1573年(天正3))
京都出身。
室町期の狩野派画家で狩野派始祖狩野正信の子、狩野元信の弟とされる。
禁裏の絵師としてよく仕え、丹青山水や花鳥などを得意としたが、
その筆致は兄元信の物に酷似しており、
当時は之信の落款や印章がない物は元信筆の物とよく混同された。
法眼に叙された後、剃髪して法号・性通を名乗る。
代表作「四季耕作図」が重文指定。
印名は「之信」「輞隠」など