2010年4月17日土曜日

没後400年 特別展覧会 長谷川等伯

京都国立博物館の展示に不満があるので、書いておきたい。

仏涅槃図が中央の部屋に置かれる。縦の長さから考えてここしかなかったのだろうけれども、それでも足らない。それで、真ん中あたりのちょうど釈迦の寝ているところあたりが屈曲した展示になっている。その絵画の中心部分が遠く、斜めになっていて、とても見にくい。でかすぎてどうしようもなかったのかもしれないが、ひどすぎると思う。日曜美術館で東京国立博物館の展示を見たが、こちらも、曲げずには展示できなかったようだが、中心部分は避けられていた。(おそらく、東京の方が、天井が高いのだろう)
物理的な問題だが、もう少し、やりようはあったのではないだろうか?

松林図が最後の部屋にあるが、ここが狭い。人が多いこともあって、まったく引いて見ることができない。これではこの絵のよさがわからないと思う。
この絵は、中央の部屋で堂々と展示してもらいたかったと思う。

結局、京都国立博物館の特別館は、狭すぎるのである。特に、大きな絵はダメ。見れない。
取り壊された常設館のほうが広かったと思うが、新常設館ができても、この特別館は、このまま特別展用に使われるのだろうか?やめてほしい。
そして、新しい建物には、大きな絵をゆったりと見れるスペースができることを期待する。(もう設計は終わっているのだろうがどうなっているのだろう。)

レゾナンス

すばらしいレビューなので、勝手にリンクします。

http://aholicdays.exblog.jp/14173488/