2009年12月31日木曜日

小早川家の秋

こばやかわではなく、こはやがわだった。
この映画は、おそらく未見であったはず。

今年の展覧会 ベストテン

例年、考えているので、今年も挙げてみる。が、10まで、行かなかった。
順序は、ある程度の順番
関西在住で、行った回数では当然関西圏のものがほとんどだが、よかったものを選ぶと、半分が、関東のものになってしまった。

マーク・ロスコ 瞑想する絵画  川村記念美術館
この展覧会は、抽象絵画の存在意味がわかった気がした展覧会で、私の中の美術の概念を広げてくれた。常設のアンナの光を含めて感動した。

堂島リバービエンナーレ2009
この展覧会も現代美術の意味がわかった気がした点で、ロスコと同じ。
地元で行われた親近感もポイントアップで、サントリーミュージアムがなくなることの悲しさをバックグラウンドにして、地元で行われることの意味も考える契機になる。

全光榮(チョン・クァンヨン)展
ブログを書いておられる方の展覧会評をよく見ているが、この展覧会は、ほとんど取り上げられていなかったし、ベストに選んでいる方もいないように思うが、この展覧会は素朴に感動した。やっていることは素朴といえば、素朴なのだが。

ゴーギャン展 東京国立近代美術館
見たときの体調とかにもよったと思うが、名古屋より、断然、こちらが良かった。
この展覧会も、ゴーギャンってこんなに良かったのかと感じることができたのが私にとって良かった。

・20世紀のはじまり ピカソとクレーの生きた時代展 兵庫県立美術館
ピカソとベックマンの夜という作品の力がすばらしかった。
講演を聞いた宮下誠先生がその後、亡くなられたのには驚き、貴重な講演だった。

・インシデンタル・アフェアーズ うつろいゆく日常性の美学 サントリーミュージアム天保山
学芸員の方が、この美術館で初めての現代美術の展覧会であると意気込んでおられたのを覚えている。返す返すもなくなるのは残念、悔しい。

・特別展「染付-藍が彩るアジアの器」 東京国立博物館
この展覧会も、染付に焦点を絞ることで、染付の歴史的な流れを教えてもらった。
色々良いのがあったが、鍋島の鷺、兎の皿がすばらしかった。

「若冲ワンダーランド」 MIHO MUSEUM
この展覧会は予想通りと言えば予想通りで大きな感銘を受けたものではないが、個人蔵の作品、初公開作品などを良く集められていて、体系的な若冲を理解できた。

週刊文春『私の読書日記』2009年12月31日・1月7日号

掲載なし

独裁者

立派な映画であるのだけれど、ギャグが古い、というか、ドリフとか、たけしとかその辺がやってたことの元ネタがこれなので、いまさら、面白くない。彼岸花は面白いのに、その違いは何なのか?