2009年12月31日木曜日

小早川家の秋

こばやかわではなく、こはやがわだった。
この映画は、おそらく未見であったはず。

今年の展覧会 ベストテン

例年、考えているので、今年も挙げてみる。が、10まで、行かなかった。
順序は、ある程度の順番
関西在住で、行った回数では当然関西圏のものがほとんどだが、よかったものを選ぶと、半分が、関東のものになってしまった。

マーク・ロスコ 瞑想する絵画  川村記念美術館
この展覧会は、抽象絵画の存在意味がわかった気がした展覧会で、私の中の美術の概念を広げてくれた。常設のアンナの光を含めて感動した。

堂島リバービエンナーレ2009
この展覧会も現代美術の意味がわかった気がした点で、ロスコと同じ。
地元で行われた親近感もポイントアップで、サントリーミュージアムがなくなることの悲しさをバックグラウンドにして、地元で行われることの意味も考える契機になる。

全光榮(チョン・クァンヨン)展
ブログを書いておられる方の展覧会評をよく見ているが、この展覧会は、ほとんど取り上げられていなかったし、ベストに選んでいる方もいないように思うが、この展覧会は素朴に感動した。やっていることは素朴といえば、素朴なのだが。

ゴーギャン展 東京国立近代美術館
見たときの体調とかにもよったと思うが、名古屋より、断然、こちらが良かった。
この展覧会も、ゴーギャンってこんなに良かったのかと感じることができたのが私にとって良かった。

・20世紀のはじまり ピカソとクレーの生きた時代展 兵庫県立美術館
ピカソとベックマンの夜という作品の力がすばらしかった。
講演を聞いた宮下誠先生がその後、亡くなられたのには驚き、貴重な講演だった。

・インシデンタル・アフェアーズ うつろいゆく日常性の美学 サントリーミュージアム天保山
学芸員の方が、この美術館で初めての現代美術の展覧会であると意気込んでおられたのを覚えている。返す返すもなくなるのは残念、悔しい。

・特別展「染付-藍が彩るアジアの器」 東京国立博物館
この展覧会も、染付に焦点を絞ることで、染付の歴史的な流れを教えてもらった。
色々良いのがあったが、鍋島の鷺、兎の皿がすばらしかった。

「若冲ワンダーランド」 MIHO MUSEUM
この展覧会は予想通りと言えば予想通りで大きな感銘を受けたものではないが、個人蔵の作品、初公開作品などを良く集められていて、体系的な若冲を理解できた。

週刊文春『私の読書日記』2009年12月31日・1月7日号

掲載なし

独裁者

立派な映画であるのだけれど、ギャグが古い、というか、ドリフとか、たけしとかその辺がやってたことの元ネタがこれなので、いまさら、面白くない。彼岸花は面白いのに、その違いは何なのか?

2009年12月30日水曜日

彼岸花

DVDレンタル90円
昔、京都文化博物館で見た記憶がある。
流されるままにストーリーテリングに身を任せれば至福が得られる。
だから何気ない物語なのに、歴史とか、伝統とか、技とか、人生とか、生きるとはとかを奥底で、感じるようにできているように思う。

死刑執行人もまた死す

DVDレンタル90円で、

2009年12月29日火曜日

カールじいさんの空飛ぶ家

星野道夫とか風船おじさんの事件を知っている私には、この冒険がとんでもないものに思えてならなかった。餓鬼がうざい。
3Dで見たが目が疲れる。

2009年12月28日月曜日

幕末太陽傳

録画で、見る

2009年12月27日日曜日

戦場でワルツを

遠い国の話と思ってしまう私の感性

2009年12月13日日曜日

平成21年度特別展 「ネオテニー・ジャパン 高橋コレクション」

米子市美術館

オープニングギャラリートーク

  高橋龍太郎氏と本展出品作家の加藤泉氏(島根県出身)、
  鴻池朋子氏、須田悦弘氏によるギャラリートーク
  日時:12月13日(日) 午後2時から
  会場:米子市美術館展示室内
  参加費:無料(ただし当日の観覧券が必要です。)

関西からの日帰りで、
ギャラリートーク、もう少し話を聞きたかったが、
鴻池さんが美人で、
私にとって、日本の最近の現代美術の状況、最前線をもっとも理解できたと思える展覧会であった。
おそらく、それらの作品は個人コレクター所蔵になってしまっていて、なかなか見ることができない恨みがあるように思える。ほとんどの美術作品は、そういうものなのかもしれないのだけれど、そう、美術作品との出会いは、一期一会の出会いなのだ。
各作家の個性がクリアーに見えて面白かった。

Mrの作品が意味不明であったが、


2009年12月9日水曜日

野良犬

映画である。15年位前に見ているが筋はほとんど覚えていなかったが、ラストシーンは心に残っていた。

しかし、レンタルDVD1週間で、90円で借りたのだが、黒澤が90円ってどうなのか?複雑な心境である。

問題は、スタンダードサイズなのに、ワイド画面いっぱいで見てしまったこと。途中で、ちょっとおかしい。なんか太ってないか?三船とか思ったが、途中で止めることができなかった。それほど引き込まれるには引き込まれるのだけれど、テレビの設定とかでなんとか最初に気づくことができるのであろうか?

2009年12月7日月曜日

週刊文春2009年12月7日号『私の読書日記』鹿島茂さん 

・西洋挿絵見聞録 製本・挿絵・蔵書票 
・印象派はこうして世界を征服した 
・甘い生活 男はいくつになってもロマンティックで愚か者

2009年12月6日日曜日

国際交流特別展「北宋汝窯青磁 - 考古発掘成果展」

汝窯は、台北の故宮博物院リニューアルでの特別展を見ているので、関心がある。
1986年に窯跡が発見されて、2000年から発掘、2008年報告書がまとまり、今回が初の海外での展示とのこと。
窯跡では、さまざまな色のものが見つかっており、青い伝世品は、それらから選ばれたものではないかとのこと、瑪瑙も実際に見つかっているらしい。以上は、土曜日の講演会からの知識。

客は少なかった。

ありがたさがわかっていないが、大阪で、常時、青磁刻花 牡丹唐草文 瓶とか青花 蓮池魚藻文 壺が見れるのは、すごいことなのだろうと思う。
(1) 講演会

日時:
平成21年12月5日(土) 午後1時30分~4時
場所:
大阪弁護士会館・10階会議室
定員:
120名(参加費無料・先着順・当日午前11時30分より会場にて整理券配布)
内容:
「宮廷生活における汝窯と宋代官窯青瓷」
劉朝暉氏(上海・復旦大学文物與博物館学系副教授)
「汝窯について」
出川哲朗(当館館長)

2009年11月29日日曜日

幕末浮世絵アラカルト 大江戸の賑わいー北斎・広重・国貞・国芳らの世界ー

伊丹市立美術館

歌麿 抵抗の美人画 (朝日新書)

情報の少ない歌麿について、よくまとめたなと思わせる。虚実ぎりぎり感。
よくわかっていない江戸時代と浮世絵史について少し理解する。

2012

荒唐無稽のご都合主義と恐ろしいまでの映像技術、映画とは何かと考える。
でもストーリーに工夫があればと思うが、馬鹿(世界中の)を相手にしている映画だから、変に小難しくしたくないのだろう。
理屈抜きに楽しむべし。
しかし、なぜ、ハッチが閉まらないと、エンジンが動かないのだろうか?
なぜあの基地は、恐ろしい距離の大陸移動を経ても壊れたりしなかったのだろう。

2009年11月27日金曜日

パルプ・フィクション

1994年の映画、当時見ているが、ストーリーをまったく覚えていない情けなさ。空気感はさすがに覚えているが。
今見ても、面白い。かっこいい。

2009年11月23日月曜日

曲がれスプーン

アシッド映画館で紹介されていたから見た。そうでなければ見ていなかっただろう。
イングロリアスバスターズの練りに練ったストーリーと、重い内容を見た後では、実にゆるい話に思える。比べては駄目だが、しょうがない。それほど、イングロがすごいのだが、それはともかく、このゆるい感じも好きではある。物語に変な破綻とか、無理なところがないいい感じのファンタジーコメディーになっていると思う。
ストーリーでは、最後のところで、もう一ひねりあるのかと思ったし、欲しかった。

若冲ワンダーランド

11月21日 3連休初日、会期も後半になっているが、それほど混んでいない。空いていると言っても良い状態。とにかく遠すぎるのだろう。

終盤の目玉は、枯木鷲猿図と思った。この木のうねり、紅蓮のような木のうねり、木に木が絡まる凄まじさ、そこに鷲と猿が対置される。

この展覧会、ほとんどが個人蔵の作品、というか若冲の作品がそうなのだろうけれど、それに、複雑な展示替えで、大変な労力と手間がかかっている感じがある。

2009年11月22日日曜日

画題

菊慈童

イングロリアス・バスターズ

これも面白かった。
よく練られたストーリーであることが印象的で、
いつもタランティーノ節がかすむ感じ。
残酷描写が所々出るのが難。

ゼロの焦点

普通に楽しめた。1点、難を言えば、社長の行動が理解しづらい。
原作も旧作も見ていないので、よくわからないが、原作に本作に無い説明があるのだろうかと思った。
彼のストーリーまでは、盛り込めなかったのかと。

撮影の一部が韓国のオープンセットで行われた様子。
冒頭、電通-東宝製作と出る。

広末涼子大活躍である。

しかし、失踪する憲一のやろうとしたことが、市川海老蔵と重なってしまうのは私が下世話なせいだろう。

2009年11月15日日曜日

扉を開ける

島袋道浩のこの作品は美術を美術という言葉で納められない領域まで広げようとする試みであるように思えて空恐ろしい雰囲気までたたえるのである。ヘルメットをかぶり、もし気分が悪くなったときのために警報ブザーを持たされる。そんなものが美術か何かであるのかどうかが良くわからなくなる。
天井から鍾乳石のように垂れ下がるのは、海の塩であろうか?これ大丈夫なの?

2009年11月14日土曜日

シンポジウム「オーラル・アート・ヒストリーの可能性」

11月14日(土)B1階講堂にて 午後2時から午後4時30分まで(開場は1時30分)◇

オーラル・ヒストリーとは、語り手が個々の記憶に基づいて口述した歴史です。広い意味では、それを口述史料として記録・保存し、研究することも指しています。
近年、様々な分野で聞き取り調査の重要性が認識されていますが、戦後の日本美術について知り、理解を深めるうえで、オーラル・ヒストリーはどのような役割 を果たすことができるでしょうか。他方、美術家たちにとって自らの過去を語ることはどのような意味を持つのでしょうか。本シンポジウムでは、日本美術オー ラル・ヒストリー・アーカイヴのメンバーと、これまで聞き取りを多く行ってきた研究者、学芸員、批評家が、美術におけるオーラル・ヒストリー、すなわち 「オーラル・アート・ヒストリー」の可能性について討議します。

プログラム:
14:00-14:05 開会挨拶 池上裕子(大阪大学グローバルCOE特任助教)
14:05-14:25 「オーラル・アート・ヒストリーとは何か」加治屋健司(広島市立大学准教授)
14:25-14:45 「オーラル・ヒストリー・アーカイヴの日米比較」(池上裕子)
14:45-15:05 「言葉がかたちになるとき-具体美術協会会員連続インタビューの事例を中心に」尾崎信一郎 (鳥取県立博物館副館長)
15:05-15:15 質疑応答
15:15-15:30 コメント1 前田恭二(読売新聞文化部次長)
15:30-15:45 コメント2 北原恵(大阪大学大学院文学研究科教員)
15:45-16:00 コメント3 建畠晢(国立国際美術館館長)
16:00-16:25 全体討議
16:25-16:30 閉会挨拶(加治屋健司)
司会進行:粟田大輔 (東京藝術大学非常勤講師)
※当日の都合により予告なしに変更する場合がございます。予めご了承ください。

料金:無料
定員:130名・自由席(整理券の配布はございません)

第4回 福岡アジア美術トリエンナーレ 2009

2時間ほどしかなかったが、濃厚な内容で、簡単にコメントしてはいけないように思える。
客は少なかった。

超・美術館革命―金沢21世紀美術館の挑戦 (角川oneテーマ21)

やたら押しの強い本である。俺はすごい、すごいと、ぐいぐい来る。いやみがある。
美術館の先端状況を知るには良い本だと思う。

2009年11月8日日曜日

ボルゲーゼ美術館展

美術の基本という感じがする。私の中ではこういう絵画が基本という感じがする。ベースに帰ってきた感じがする。決して名作、傑作の連続ではないのだけれど、
ラファエロは良い。惹句に惑わされているのではない。
ベースの中のベース。基本の基本。永久に見続けていたい。

「いけばな ~歴史を彩る日本の美~」展

天使の恋

だめだった。あー、また、だめだった映画。
寒竹ゆりという監督が、岩井俊二関係、傑作虹の女神がらみなので、期待したが失敗。
携帯小説ということを知らないで、見たので、予防ができていなかったこともあるが、ストーリーがひどい。人物の設定がひどい。私の倫理観では、この主人公、極悪すぎて、少々悔い改められても、納得いかないのである。
最大の欠点は、ストーリーをせりふでしゃべらせて、なぜ、そうなったのかを映像で納得させれていないからではないかと思う。
雨の使い方は、師匠譲りかもしれないが、それがあざとく感じるのである。
しかも、長い。2時間は長い。


神戸ビエンナーレ2009 招待作家展 LINK-しなやかな逸脱

13 :00 ~14 :30
講演会・レクチャー
無料
事前申し込み :不要
特別展
親交の深いお二人のスペシャルトーク。

出演:榎忠氏、島袋道浩氏
定員:250名
参加費:聴講無料
☆申込不要、直接会場へお越しください。
ギャラリー棟1階 ミュージアムホール

両氏の芸術と人柄を理解できて、面白く、わかりやすい対談であった。
榎忠氏が、展覧会を作る関係者の努力が必要というようなことを言っておられた。
島袋氏は、芸術は、あんなこと(ローズとか、たこを追っかけるとか)をやるような人が自分の親とかでなくて良かったなと思ってもらえるようなもので良い、ということを最後におっしゃっておられた。
この島袋氏の言葉はすごい。美術の領域をそこまで広げるのかという感じ。

2009年11月7日土曜日

生命保険のカラクリ (文春新書)

自社のネット保険の宣伝ではないかとの疑念を持ちながら読み続けなければならない本ではあるが、生命保険に対する従来からの疑問に答えてくれる本である。
部分部分の内容は面白いものだが、全体の構成、流れが迷走し、全体としてまったくまとまりがない。編集者の問題か?

2009年11月5日木曜日

週刊文春『私の読書日記』鹿島茂2009年11月5日号

・イスラーム世界の論じ方 
・ケンペル 礼節の国に来たりて

2009年11月4日水曜日

クアトロ・ラガッツィ―天正少年使節と世界帝国

多分、5年位前に読んで、2回目である。長かった。
前回に比べてぐっと理解が深まった気がする。

序文がすばらしい。何度読んでも。

アシッド映画館 関西学院大学学園祭

~関西学院大学学園祭参加決定!!~

今年も関学の学園祭に参加することになりました!
日時: 11月3日(火・祝日)15時開演
出演: 平野秀朗・鳥居睦子(途中参加)
会場: 阪急甲東園駅下車
関西学院大学 上ヶ原キャンパス第5別館 2F
料金: ¥1000(当日券のみ)
(※当日券はお昼12時から会場前にて発売。売り切れの際はご了承下さい。)


アシッドのイベントは、3回目、あまり期待していなかったこともあるのか面白かった。(この前に見た森之宮のイベントはちょっと合わなかった)約束どおり、詳細は書かないが映画をめぐる物語は面白い。
時代の大きな変化も感じることができた。つまり、平野氏が感じておられるであろう、金勘定ばかりが先立って、「面白い」映画がなくなっている時代の寂しさという図式を理解できたことは大きい。
そして、そんな時代だからこそ、このような情報判断番組は必要なのだと思う。再開を期待する。







2009年11月2日月曜日

「山本芳翠 《浦島図》 をめぐって」

【講 演 会】  当館講義室にて 午後1時開場、午後2時開演 先着 各50名
          ① 11/ 1 (日) 「山本芳翠 《浦島図》 をめぐって」
                    講師 : 高階 絵里加 (京都大学大学院人文科学研究所准教授)

怒涛の2時間、疲れてか途中退出される方、ちらほら。

この方の講演は初めて、お父さんの「フィレンツェ」で、イタリアの寺院か何かで、休日に無理に入れてもらって、仲良くなってしまった娘(あやふやな記憶ですが)というのが、この方か?と思うと、時間の流れを感じるのである。
講演内容とは何も関係はないが

浄土寺

快慶の快作。
で、でかい。
昼過ぎに行ったが、まだ暗い。西日の入る夕方が良いようである。

御即位二十年記念「第61回 正倉院展」

え、これだけなの?と毎年思う。

2009年11月1日日曜日

わたし出すわ

もう少し分かりやすい話にしてほしい。
やりたいことが分かるのに語れていないと思う。
一番象徴的なのは、魚住サキという主要人物が殺されるのだけれど、何故殺されなければならなかったのかが分からない。2重の意味で分からないのは、ストーリーとして殺されることで何を言いたいのか、私には分からないし、また、そもそも、どういう経緯で殺されたのかも分からないのである。
この後に見た沈まぬ太陽の濃厚さとの大きな格差。いや、こういう表現、ストーリーがあってもいいのだけれど、それにしても分からないのである。

そういえば、森田芳光の前作は、小西克哉に、作る意味が分からない、こんなのを作っていたら、好調な日本映画がだめになると、言わしめ、狩野博幸には、まったく腹が立つ、そもそも黒澤に対する尊敬が無いと言わしめた、かの椿三十郎であることを思い出した。
いや、なぜ、これを見に行こうと思ったかといえば、ハルに変に感心した記憶からだが、前作がこれなら、普通に考えて2連敗、もうこの人、だめなのかもしれない。

沈まぬ太陽

http://blog.excite.co.jp/ogawatakao/11460134/
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51301611.html

2009年10月30日金曜日

ビニョーラ

ビニョーラ(びにょーら)

[ 日本大百科全書小学館) ]ヘルプ

Jacopo (Giacomo) Barrozi da Vignola

(1507―73)

2009年10月25日日曜日

アメリカ
スティーブ・ウェストリー
電気自動車 アメリカの投資家
バラク・オバマ
日産スマーナ工場 テネシー州
年間15万台

充電設備の整備

REVA 販売網24カ国 小型車 ロンドン1000台 渋滞税 電気自動車免除、駐車代、自動車税無料
ショールームなし 1円/1km

山東宝雅

電気自動車とITの組み合わせ グーグル
ダン・ライカー環境担当役員
自動車と家庭が電気でつながる。電気自動車が蓄電池となる。
地域をネットワークでつなぐ、電気の融通、スマートグリッド
自動車はシステムのひとつ
スマートグリッド 1兆円の予算

特別展「神話~日本美術の想像力」

(奈良県立美術館、産経新聞社主催)

若冲画の魅力 

MIHOMUSEUM 講演会
2009/10/23 13-15:30

辻惟雄/狩野博幸/ジョー・プライス/村上隆
後者2人がサプライズ、飛び入り参加。2人を直接見ることが初めてなので少しうれしいが、
話が分散してしまった感があるし、テレビ番組的に言えば、バラエティー番組みたいになってしまった。
前者2人での2.5時間の講演を予定していたはずで、それならより濃密な、NHK特集的な、若冲話になったのではと、残念にも思う。

裏彩色が、
動植綵絵30幅すべてになされていることが最近わかった。

作品では、不意打ち、応挙の驟雨江村図に唸る。若冲とは違う高級感がある。どちらが良いとかではなく。

蜷川実花展 ー地上の花、天上の色ー

2009年10月18日日曜日

青蓮院門跡 青不動ご開帳 再

日曜美術館で取り上げられたり、芸術新潮で取り上げられたりで、順風満帆の感があるが、その芸術新潮の記事でまた、気になることがあった。
なんと、青不動の前で、毎日、護摩をたくのだという。護摩って煙が出るのでしょう。ホント、大丈夫なのでしょうか平安仏画。これまでどれだけ、お寺の煙で仏画が傷んできたのか知らない訳ないでしょ。
とか、素人が思ったりするのだけれど、杞憂なのか?

北摂の戦国時代 高山右近

高山右近の人生を振り返る展示かと思ったが、後半生、追放されるくだりにまったく触れていないのはどうしたものか?

長澤英俊展-オーロラの向かう所-

土曜日であるが、いや、客が少ない。はやりの現代美術というのと、路線が違うのだろうか?

埼玉で見たものが多い。こちらに来るなら、わざわざ埼玉に行く必要も無かったとも思うが、あの埼玉のくすんだ印象は、行かなければ分からないので、それも良い。

黎明教会資料研修館

あるブログで教えてもらった。

まったく宗教団体であるが、光琳とか光悦とかの良品が、きれいに見れる良い空間である。

光琳、光悦が法華であったとの展覧会の後での変な違和感もある。

正確には違うかもしれないことを前提に言えば、こちらも、MIHOMUSEUMの神慈秀明会もMOAの世界救世教の関連宗派らしい。おそるべし、宗教団体の購買力、集金力を感じるのである。

日蓮と法華の名宝-華ひらく京都町衆文化-

尾形光琳、本阿弥光悦、尾形乾山、狩野元信、長谷川等伯など、皆、法華だったという。

こういう展覧会は、これら法華の寺の調査のためにやってる感あり。

正直、前半の法華に関する展示には興味湧かず。多分大部分の人にはそうでは。

狩野元信を追っているモノとしては、本法寺の十六羅漢図が貴重。しかし、後期も来るかは微妙。

2009年10月12日月曜日

特別企画展 和田三造展

姫路市立美術館

国宝 沖縄・琉球王国の美

兵庫県立歴史博物館

クヒオ大佐

何故こんな映画を見たのだろう。
気楽なドタバタコメディと、名優と言われる堺正人を見たかったのだけれど。
変にシリアスで、何を狙った映画なのか?
堺正人は、片言日本語の役では、名演技なのかどうか良く分からなかった。

話の構造から言うと、松雪は最初からだまされているのだけれど、その経緯を描いてくれないとと思ったり、

[長澤英俊展 対談]長澤英俊×峯村敏明

10月10日(土) B1階講堂にて 午後2時から(午後1時45分開場)
 [長澤英俊展 対談]長澤英俊×峯村敏明(美術評論家/多摩美術大学名誉
 教授)
 司会:建畠晢(当館館長)
*無料・先着130名

2009年10月8日木曜日

週刊文春『私の読書日記』立花隆 2009年10月8日号

・21世紀建築魂 はじまりを予兆する、6の対話
・日本の図像 神獣霊獣
・平成版 江戸名所図会
・世界の聖地
・精霊の息吹く丘
http://chez.tachibanaseminar.org/keisai/images/2009/G51.pdf

2009年10月4日日曜日

新・逸翁美術館開館記念特別展「茶人 逸翁 -茶の湯文化と小林一三-」

開館初日に行く。ただし、すでに近隣の方に無料開放があったようで、有料の初日。

ここは、昔のお屋敷美術館の時代に1度行っているが、まったく近代的なものに変わっている。

展示室、とにかく、美術館の基本は展示室だと思うが、大変見やすい。明るいし、ガラスの反射もない。ガラスと作品の距離が近いのも良い。
展示室自体、京博のような大美術館をイメージすると、狭いと思われるかもしれないが、これくらいが、疲れずに見れる適度な大きさのように思う。(所蔵品の量とか、予算とかにもよるのだろうけど。)
アクセスも詳しくは書かないが、実によろしい。

和洋中の作品がすっとまとまっていて、文化の深みを感じる作品群であった。

いや、良いスペースができたものである。。

2009年10月3日土曜日

だまし絵 アルチンボルトからマグリット、ダリ、エッシャーへ 

兵庫県立美術館

この展覧会は、オーソドックスな美術ファンにとって、その内容と、その人気が、とまどいをもたらすもののように思う。少なくとも私はそうである。

何かこう、絵画が、キワモノの見世物にされたような気分になり、少し、嫌な気分になるのだけれど、所詮、美術作品など、キワモノの見世物ではないかと、思い、いや、もっと高尚な何かであってほしいと思ったりするのである。
難しい問題だと思う。その意味、展覧会としては問題作である。

なお、各地を巡回したときのタイトルが、下記のように、違っていることに気づいた。
こういうパターンは珍しいように思う。

奇想の王国 だまし絵展 東京
視覚の魔術-だまし絵 名古屋

2009年10月1日木曜日

週刊文春『私の読書日記』鹿島茂 2009年10月1日号

・スターリンとヒットラーの軛のもとで―二つの全体主義
・ボヴァリー夫人
・感情教育

2009年9月27日日曜日

高畑・宮崎アニメの秘密がわかる。 スタジオジブリ・レイアウト展

サントリーミュージアム天保山

世間での人気ほどには、ジブリアニメに思い込みは無いつもりだったが、お客さんの会場の熱気と、各作品への思い入れは、やはりすごい、ストーリーというか、映画というかそういうものの力、影響力を感じる。

高畑という人は、最近は、当たる作品を作れていないようだけれど、過去のテレビアニメでの栄光を知る。

特別展「第62回式年遷宮記念 伊勢神宮と神々の美術」

大阪歴史博物館

20年に一度の式年遷宮、単に建物を建て替えるだけでなく、膨大な神宝と言われる工芸品が作られる。あまり知られていないが、大変な文化システムであって、また、神社独自の行事、新嘗祭なども淡々と行われている。それを支えるお金の流れが、どうなっているのかが、知りたくなった。

広瀬光治と西山美なコの “ニットカフェ・イン・マイルーム”

金沢21世紀美術館

コレクション展 「shiftー揺らぎの場」

金沢21世紀美術館

未完の横尾忠則ー君のものは僕のもの、僕のものは僕のもの

金沢21世紀美術館

ここは2回目、本当にここはいい感じの美術館で、県立美術館とこことで、金沢は、古典と革新のバランスをとっている


地方都市は、厳しいが、ここ金沢は実に成功している感じがする(させていることに成功している)

久隅守景展 -加賀で開花した江戸の画家-

石川県立美術館開設50周年記念

この美術館、初めてであったが、実に落ち着いた見やすい立派な美術館であった。
渾身のレトロスペクティブだが、初日、かなり空いている。

こういう展覧会は、あちこちから借りて来ないといけないので、やる方は大変だと思うが、実に勉強になる。

農耕図が立派で、有名な納涼図は、むしろ特殊な作品と思える。
作者の来歴があまり分かっておらないようで、その点、研究が進んでいない感じ。
若冲のように、作品に年齢を書き込まれないので、その点からも苦しい感じ。いつから書くようになったのだろう。どうも、印章もばらばらで、本当に全部、守景なのかとの疑念がよぎるが、誰にも分からないのだろう。

板橋の
英 一蝶、MIHOの若冲とともに、今年の3回顧展

2009年9月22日火曜日

青蓮院門跡 青不動ご開帳

青蓮院門跡で青不動が、公開されるということで行って来た。公開されるのはかなり珍しいことらしい。この機会を逃してはと思い、訪問したのだが、?なことが湧き上がってきたので、ネットを汚しておきたい。


公開の理由


公開の理由は、ホームページなどにはそのようなことは、書かれていないのだけれど、現地の立て看板には、未曾有の経済危機からの救済のためとか書いてある。これは、いかにもとって付けた感で、ほんとに、これを公開したところで、経済危機から脱出できると思っているのだろうか?というか、この世の、現在の最大の問題を、経済危機と考えていること自体、宗教者としてどうなのか?と思う。
それは、この寺が、経済的なこと(よく分からないが、寺の増改築、建て増しをしたいらしい)にしか興味が無いのではないのだろうか?

やむなくこれまで3回公開した。

現地の説明にやむなくこれまで3回公開した。と書いてあった。報道によると、大阪万博で公開されたことがあるようである。しかし、やむなく、って何なのか?
文化財は、寺のモノではなく、大げさに言えば、人類全体のモノであって、このような貴重なものは、可能な限り公開するべきであると思っているので、この言い草はひどい。

しかも
同門跡のホームページには、
平安時代より現在に至るまで、ほとんど一般公開されていませんでした。
青蓮院では初めての公開
と、やたら、値打ちを付けようとして、3回の公開について触れていません。
いちいち、胡散臭さを感じるのは、私が、うがちすぎなのでしょう(か)

公開期間

大事な絵画文化財の公開としては、異例に長いように思う。

公開期間が、9・18~12・20と3ヶ月もあり、しかも、毎日、9:00~17:00 18:00~22:00の12時間も公開されている。
かなり強いライトで照らされていて、逆に、白光りして見にくい感もある。ろうそくも絵の前で灯されていて、そもそも、温調が効く、空間にも置かれていない。絵画には、良くないように思う。

このような環境と、公開時間は、通常、国宝、重文の絵画作品には、文化庁が許さないはず。どうなっているのだろうか?特に公開期間は、1ヶ月以下が決まりではないのだろうか?
金のためなのだろうか?本当に大丈夫なのか?

『追記』
こちらの記事http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20090923ddlk26070245000c.html
によると、万博での公開は、わずか、というより、真っ当な20日間であったようで、今回の公開期間の長さは異様です。


国宝の中の国宝?

国宝中の国宝という表現もあったが、誰が決めたのか?それほどのものなのか?勝手なこと言うなと思う。

MIHO MUSEUM 2009年秋季特別展 若冲ワンダーランド

若冲ブームなので、へそ曲がりな私はどうしても斜めに見てしまうのだけれど、月夜白梅図は良いです。スポットライト形式の展示ルームは、ここの特別室という感じなのですが、その展示形式によく合ってます。バークコレクションのこのタイプの作品もここで見ましたが、とにかく若冲の梅図は良いです。これだけで、ここまで来る甲斐ありです。

紫陽花白鶏図も良いです。もう少し明るい光で見たいが。

目玉は、象と鯨図屏風でしょうが、これはでかい。象と鯨を描くには、でかくなければと思ったのでしょうかやたら大きい。しかも、この左右は、そもそも同じ紙でつながっていて、そのような紙は、その当時の日本にはなくて、中国からの輸入しか無かったとのこと(美の巨人、狩野博幸氏)

この展覧会、初出の作品もかなりあるようですが、楼閣山水図もそのひとつで、若冲の見つかっているもので唯一の山水図らしい。これも、独特の構図。鑑定が難しそうな気がします。

2009年9月21日月曜日

道教の美術  TAOISM ART

道教という切り口がなじみがないので、取っ付きが難しい展覧会である。

内容は濃厚で、じっくり見れば、勉強になるタイプ。

2009年8月27日木曜日

週刊文春『私の読書日記』鹿島茂2009年8月27日号

・聖遺物崇敬の心性史 西洋中世の聖性と造形
・カペー朝 フランス王朝史1
・それでも、日本人は「戦争」を選んだ

2009年7月30日木曜日

週刊文春2009年7月30日号『私の読書日記』山崎努さん

・聖地感覚
・タバコ狩り

2009年7月23日木曜日

週刊文春『私の読書日記』池澤夏樹2009年7月23日号

・ブルターニュ 死の伝承
・マン・オン・ワイヤー
 ・世界中のアフリカへ行こう―「旅する文化」のガイドブック

2009年7月16日木曜日

週刊文春『私の読書日記』立花隆 2009年7月16日号 

・任天堂〝驚き〝を生む方程式
・ハイブリッド
・絶頂美術館

http://chez.tachibanaseminar.org/keisai/images/2009/G39.pdf

2009年7月9日木曜日

週刊文春『私の読書日記』鹿島茂2009年7月9日号

・サルコジ マーケティングで政治家を変えた大統領
・ハーバードビジネススクール 不幸な人間の製造工場

2009年7月2日木曜日

週刊文春『私の読書日記』酒井順子2009年7月2日号

・懺悔録─我は如何にしてマゾヒストとなりし乎
・ネクロフィリア
・悩んだときは山に行け! 女子のための登山入門

2009年6月11日木曜日

週刊文春『私の読書日記』立花隆 2009年06月11日号

・アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ
・神樹と巫女と天皇
・菊の御紋章と火炎ビン
http://chez.tachibanaseminar.org/keisai/images/2009/G34_0001.jpg

2009年6月4日木曜日

週刊文春『私の読書日記』鹿島茂2009年6月4日号

・近衛文麿 教養主義的ポピュリストの悲劇 
・昭和モダニズムを牽引した男 菊池寛の文芸・演劇・映画エッセイ集

2009年4月16日木曜日

週刊文春『私の読書日記』鹿島茂 2009年4月16日号 

・美術批評の先駆者、岩村透 ラスキンからモリスまで
・詩友 国境を越えて 草野心平と光太郎・賢治・黄瀛
・「知」の革命家、ヴォルテール 卑劣なやつを叩きつぶせ

2009年3月19日木曜日

週刊文春『私の読書日記』池澤夏樹さん 2009年3月19日号

・南極点征服 
・世界最悪の旅―スコット南極探検隊 
・エンデュアランス号漂流記 
・エンデュアランス号漂流
 

2009年3月12日木曜日

週刊文春『私の読書日記』鹿島茂さん 2009年3月12日号

・自爆する若者たち 人口学が警告する驚愕の未来
・横浜少年物語 歳月と読書
・幕末明治の肖像写真

2009年3月5日木曜日

週刊文春『私の読書日記』立花隆さん 2009年3月5日号

・ヴィジュアル・データ百科 現代の世界 
・神の国アメリカの論理  
・アメリカは、キリスト教原理主義・新保守主義に、いかに乗っ取られたのか? 
・寿命論 細胞から「生命」を考える
 

2009年2月26日木曜日

週刊文春『私の読書日記』酒井順子さん 2009年2月26日号

・わが夕張わがエトロフ 
・里山ビジネス 
・観光人類学の挑戦
 

2009年2月19日木曜日

週刊文春『私の読書日記』山崎努さん 2009年2月19日号

 ・猫を抱いて象と泳ぐ 
・なぜかいい町 一泊旅行 
・そうだ、ローカル線、ソースカツ丼

 

2009年2月12日木曜日

週刊文春『私の読書日記』池澤夏樹さん 2009年2月12日号

・金魚生活 
・とんぼの目玉―言の葉紀行 
・世界の奇妙な博物館
 

2009年2月5日木曜日

週刊文春『私の読書日記』鹿島茂さん 2009年2月5日号

・千年前の人類を襲った大温暖化
・日本の歴史 第九巻 「鎖国」という外交
・アダム・スミス 「道徳感情論」と「国富論」の世界

2009年1月22日木曜日

週刊文春『私の読書日記』酒井順子さん 2009年1月22日号

・読んでいない本について堂々と語る方法 
・僕の読書感想文 
・山下清の放浪日記
 

2009年1月15日木曜日

週刊文春『私の読書日記』山崎努さん 2009年1月15日号

・「声」の秘密 

・あなたに不利な証拠として 
・月とメロン